01・使った道具や材料。

なぜかフィギュア・藤花さんの作り方〜02・立体化計画の作成。

制作に入る前に、ある程度のコンセプトを決め、イメージを固めます(今回は元絵から描き起こします)。

通常、「イラストを忠実に再現」「どの角度から見てもそれなりに」あたりに落ち着くと思います。
…が、最初は思ったとおりにならなくても、完成させればいいよね! 位の感じで、気楽にいきましょう。

今回は諸事情により、デフォルメ藤花さんを
「とにかく丈夫で、メンテナンスもラクになるよう」作ろうということになりました。
(※ここでコンセプトをはっきり決めておくと、何かと迷った時に決断しやすいですし、
ただ漠然と作るよりは、作品としてのまとまりも良くなります。)

*頭身やバランスを決める**ポーズを決める**服装を決める**三面図作成**脳内イメージ・パーツ分割*


 *頭身やバランスを決める*

さちこさまの絵を元に、デフォルメキャラを描いてみます。
頭身・体のバランスも、ココである程度決めます。
藤花さんフィギュアの頭身イメージ図。


 *ポーズを決める*

「とにかく丈夫で、メンテナンスもラクに」というコンセプトなので、
そのまんま置いて安定するポーズに限定します。

藤花さんはポニーテールのボリュームがハンパないので、
立たせると確実に自立しない&頭の重さが怖い、
そしてその対策をとる金銭的余裕もあまりない…ということで、
座らせて髪でも支えるのが確実と判断し、ポーズ案を描きます。
藤花さん腰掛イメージ。 藤花さん体育座りイメージ。
…で、最終的に体育座りに落ち着きました。


 *服装を決める*

基本の服装が決まっているキャラクターなら、この作業は必要ありませんが、
藤花さんはコスプレ好きなので、
コレという服が決まってなくて困りました。
何着てもかわいいし。

結局、「とにかく丈夫で、メンテナンスもラクに」というコンセプトと、
作りやすさを考慮して、数ある藤花さんのコスプレの中から、
くのいちスタイルに落ち着きました。

今回、主に参考にさせていただいた、くのいち藤花さん(さちこさま・画)はコチラ


 *三面図作成*

最終的な案を固めます。
私の場合、最低でも正面・真横・真後の図と、
斜め前からの顔の出来上がりイメージを描きます。
藤花さん立体化計画。Ver.1は何処
…出来上がった図面がこれになります。
名づけて『藤花さん立体化計画Ver.2』!
(大体いつも「立体化計画」って書きます。なぜか。)
ここに、細部のメモなども書き加えておくといいですよ。

元の資料にない部分は、自分で考えて作っちゃいます。今回は背面の帯。
作りやすさその他を考慮して、擬似縦矢風にしました。

出来上がりとずいぶん違いますが、そっとしておいてあげましょう。

※この図は仕上がり予定サイズにあわせて作っておきます。
(PCで描いた場合は、仕上がり予定サイズにプリントしておきます。)


 *脳内イメージ・パーツ分割*

…普段は実際に色分けした図は作りませんが、
大まかなパーツ分割のイメージもこの段階で固めておきます。
藤花さん大まかな分割イメージ。
大きく分けて、『頭部』『体本体』『ストール』『前髪』『ポニーテール』の5パーツになります。
(今回は、腕・帯・髪留めは小パーツ扱いです)

03・芯を作ろう。

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00・はじめに。01・使った道具や材料。02・立体化計画の作成。03・芯を作ろう。04・ここから粘土の登場だよ。05・粘土をちびちび盛っていく。06・基本的な粘土造形の仕方。07・顔の微調整。08・パーツ追加制作(主に前髪)。09・ポニーテール制作。10・細部を作りこむ。11・やり直すこともある。12・目の作りこみ。13・仕上げ〜塗り作業。

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